日常の“みどり”
私はいつも「緑のある暮らし」を意識しているわけではないが、ふとした瞬間に視界に入る植物や風景が、心をやわらげてくれる。たとえば、通勤途中の道端に咲く名も知らない花。スーパーの帰りに見上げた空の色。どれもほんの一瞬の出来事だけれど、その小さな積み重ねが、きっと私の日常をやさしい色に染めてくれている。
今日の小さな発見
朝、芽を出した鉢植えの横に、もうひとつの鉢がある。冬の間はほとんど動きがなかったが、よく見ると土の表面がわずかに盛り上がっている。きっと、そこにも新しい命が準備をしているのだろう。何かを育てるって、こういう瞬間の発見がうれしい。派手な変化ではなくても、ちゃんと変わっている。そう思うと、自分の毎日も少しずつ進んでいるような気がする。
おわりに
今日も慌ただしい一日が始まるけれど、朝のこの時間があるだけで、気持ちが少し軽くなる。明日はどんな景色と出会えるだろう。そんなことを思いながら、コーヒーを飲み干して出かける準備を始めた。
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